車を運転できなくなっても我家に住み続けるために、ショーファー(お抱え運転手)の生活支援システムを開発しています。

 

 なお、本システムは、一度始めたら、利用者の人生の掛け替えのないものとなります。

 従って、制度設計は、揺るぎないものとしなければなりません。

 

 現在、国は、インバウンド対応、東京2020の対応などが影響してか、運送業法を改訂して、以前に禁止していた白タク行為まで事実上不問にする動きをしています。

 この動きは、私どものシステムにとっても好都合ですが、それに安易に乗ってはいけないと思っています。

 

 外的要因に左右されず、恒久性を担保するために、法規制を解釈で逃れるのではなく、法の原則に抵触しない仕組みを設計しています。

 

 本システムの発想は、会社の秘書がお抱え運転手となり、役員の会社生活のサポートをしていることに着目したものです。

 会社の金で会社の人を送迎することに、運送業法、代行運転法などが関わることはありません。

 

 そこで、ショーファーシステムは、NPO法人の会員同士の生活支援システムとして作り上げています。

 その仕組みを具体化したものが、下記のチラシです。

 

 実は、本日、90才のご主人と85才の奥様お二人が入会して頂けるとのことで、新城市作手高里まで行って説明してきました。

 ご主人は先月に運転免許の更新ができず、20km、標高500mを下りた新城市中心市街地の病院へ行くのに困っていました。

 息子や娘は、遠方にいるので、自分で公的福祉サービスなどを尋ねたが使えるものがなく、ちょうどショーファーのチラシを見て「こんないいものがあるならすぐに利用したい。」と申し込んでいただきました。

 

 どんな制度にも一長一短あります。どれが良いとか悪いとかではなく、自助、公助、そして共助をうまく組み合わせて、天寿を全うするまで楽しく暮らしていける地域をつくりたいと思います。

 そのための共助の選択肢のひとつとして、本ショーファーサポートシステムを役立てて下さい。

 

お問い合わせ先)NPO法人しんしろドリーム荘 ショーファー事業部

 TEL/FAX(0536)22−0802

 Email: info@dreamso.org

 

(チラシ表)

 

(チラシ裏)

 

 私が考案した、交通難民対策の「ショーファー(お抱え運転手)」による生活支援システムについて、数回に分けて紹介します。

 

 20世紀末、都市計画書の枕詞には「モータリーゼーションの発展により・・・云々」とあった。

 要は、車社会を前提に都市が整備され、○期全国総合計画として、山の奥まで道路が整備されていった。

 自家用車があれば、公共交通機関がなくとも、快適な生活ができた時代であった。

 

 そして、現在、高齢化が急激に発展し、500万人と言われる75歳以上運転者の多くは、車が運転できなくなると、買い物や通院もできなくなることに気付いた。

 運転で一家を支えていた高齢者は、運転免許の更新ができないと、一晩にして、一家を支える人間から、買い物や通院も一人ではできない要介助者に転落する。

 

 一家を支えて来た高齢者が人生の最期に、こんなみじめなことにならないよう、最後の最期まで、自ら築いた住み慣れた我家で暮らせるようにしたい。

 そこで、考案したのが「ショーファーサポートシステム」、ショーファー(お抱え運転手)が生活を支援(サポート)する仕組み(システム)です。

 

 カタカナで申し分けないですが、日本に今迄ないものですから、介護タクシー、有償移送サービスなど、従来のものと勘違いされないようにあえて「ショーファー」という聞き慣れない用語にこだわりました。

 

 このお抱え運転手という発想は、民間企業の社長や会長さんは、会社の社員に秘書として運転や買い物、時には自宅の犬の散歩などの生活支援をやってもらっている。

 それは、会社というひとつのコミュニティで、会員相互の理解のもとでやっているから問題ない。

 

 この発想で考案した会員相互の互助システムがショーファーサポートシステムです。

 詳しくは、次回に続きます。

 

 新城市の広報2月号に、NPO法人しんしろドリーム荘の活動紹介を掲載していただきました。

 東新町駅前のサロンラポールで行っている、「うたごえサロン」、「囲碁・将棋の脳トレご会所」のコミュニティーサロン活動などを紹介して頂きました。

 そうしたら本日、さっそく問い合わせがあり、広報で見たけど歌が好きなので「うたごえサロン」に行きたいとの電話でした。

 広報に掲載いただき本当に感謝です。

 

 

 

 本日、午後7時から、第83回新城産廃問題連絡会を開催しました。

 平成25年から活動し、平成31年、足掛け6年目になるこの活動。

 

 他の産廃問題では、解決まで10年かかるといわれ、ちょうど折り返しの6年目です。

 ある文献をみると、この時期は我慢比べの時期であり、本当に環境を守りたいという純粋な気持ちの者達が生き残る時期だといいます。

 そして、辛抱強い反対運動に、おかしなことをしている人達がボロをだす時期だともいいます。

 

 平成も最期です。

 春になって暖かくなったら、思い通じる人たちと花見でもしながら、語り合いたいね。

 今日の会議の結論でした。

 

 職業訓練サービスの質の確保のために国がガイドラインを設定し、その基準に適った事業所を認定する制度が施行されました。

 

 私どものNPO法人でも以前から、愛知障害者職業能力開発校の委託訓練を請け負っています。

 これからの一定水準以上の職業訓練を行うべく、ガイドライン研修を受講してきました。

 

 1月18日、静岡県産業経済会館で行われました。

 場所は、駿府城公園の近く、新城から新東名で1時間ちょっとです。

 

 職業訓練のガイドラインは、ISO29990に準拠したマネジメントシステムでした。

 私は、ISO9001品質とISO14001環境の審査員資格を持ち、マニュアルの作成や監査の経験がありますので、比較的わかりやすく研修を受けることができました。

 

 研修ではグループワークもあり、外国人の職業訓練や医療事務など、様々な職業訓練を知ることができました。

 外国人の受け入れ訓練など、NPO事業としても幅を拡大できる可能性を感じました。

 

(研修会場近くの駿府城公園。静岡県庁を臨む。)

 

(研修の様子)

 

 

 

 新城産廃問題連絡会 開催

・日時 平成31年1月20日(日)午後7時〜

・場所 JR飯田線東新町駅前 サロンラポール

・会費 200円

 

 新城産廃問題は、未解決のまま平成最後の年を迎えました。

 

 今年も所期の目的である「子ども達に良き環境を引き継ぐこと」を果たすために、一同元気に進んでまいります。

 


◆1月12日(土)

 しんしろ星の子合唱団、合唱劇葉っぱのフレディの公演のための事業計画、収支計画を立案。

 自主公演のため、必要な経費は、チケット代や寄付金で賄なわなければなりません。

 団員は、公演の練習も大変ですが、これから、チケット販売や寄付集めにも頑張って、良い舞台をつくりあげます。

 皆様のご協力をお願いします。

 

 午後2時からは、子どもたちだけの練習でした。

 学校の行事や習い事などで忙しい中でも皆頑張って練習にでてきます。

 「葉っぱのフレディ」のキャストととしての自覚が感じられます。

 

 

◆1月13日(日)

 午後1時から 合唱団員、そのご家族全員での総会で、公演の事業計画(配役)、収支計画を協議し、決定しました。

 これから、本番の4月14日めざして、一機に駆け抜けます。

 

 午後3時から 全員練習

 

◆1月14日(月・祝)

 午後1時半 「ショーファー(お抱え運転手)システム」検討委員会(第9回)

 車が運転できなくなっても住み慣れた家で暮らせるように支援するショーファーシステムの検討を行っています。

 会議中に電話が入り、実際に使ってみたいとの問合せでした。

 これから具体的な取り組みへと進んでいきます。

 

 午後7時から 「わいがや会」・・・サロンラポールに集う仲間がワイワイガヤガヤとおしゃべりをする会です。

 昨年4月の開所以来、毎月第一日曜日の夜に開催しています。

 宴会好きの気のおけない仲間がいつも集まります。

 

 

 今日も、合唱劇「葉っぱのフレディ」のキャスト練習がありました。

 子ども達が一生懸命に歌、演技、ダンスを練習する様子を見て、この作品の意義を深く感じます。

 

 葉っぱのフレディは、生と死について考える作品です。

 死生観を子どもに伝えることを原作者はどう考えたのか、それを知りたくて、インターネットでいろいろ調べていると、「岡シーナ ・ 岡 椎蔵 共訳」の葉っぱのフレディを見つけましたので、ここに記します。

 また、ひとつ違った側面で作品を観ることができます。

 


1.
Spring had passed. 

春はとっくに すぎました。 


2.
So had Summer. 

夏もとうとう すぎました。


3. 

Freddie, the leaf, had grown large. His mid-section was wide and strong, and his five extensions were firm and pointed. 

葉っぱのフレディは、 もうすっかり 大きくなっていました。

からだはつよくて たくましく、 五つにわかれた葉っぱのさきは、

ぴんととがって しゃんとしていました。


4. 

He had first appeared in Spring as a small sprout on a rather large branch near the top of a tall tree.

フレディが生まれたのは 春でした。 背高のっぽの大木の 

てっぺん近くの大ぶりの枝に かわいい新芽を のぞかせました。


5. 

Freddie was surrounded by hundreds of other leaves just like himself, or so it seemed. Soon he discovered that no two leaves were alike, even though they were on the same tree. Alfred was the leaf next to him. Ben was the leaf on his right side, and Clare was the lovely leaf overhead. They had all grown up together. They had learned to dance in the Spring breezes, bask lazily in the Summer sun and wash off in the cooling rains. 

フレディのまわりには、 数えきれないほど たくさんの葉っぱがしげっていました。

 「みんな ぼくとそっくりだね」

そう思っていたフレディは、 まもなく 気づきました。

おなじ木から 生まれてきたのに、みんなそれぞれ どこかが ちがっているのです。 

となりにいるのは アルフレッド。 右にいるのは ベン。 そして 上にいるのは 

かわいい葉っぱの クレアです。 

みんないっしょに 大きくなりました。 

 春は そよ風にさそわれて みんなでダンスをおどり、 夏は おそろいで のんびり ひなたぼっこにふけり、 夕立がくると、 みんなでいっせいに からだを洗って、すっきり しゃっきり さわやか気分で 涼みました。


6.
But it was Daniel who was Freddie's best friend. He was the largest leaf on the limb and seemed to have been there before anyone else. It appeared to Freddie that Daniel was also the wisest among them. It was Daniel who told them that they were part of a tree. It was Daniel who explained that they were growing in a public park. It was Daniel who told them that the tree had strong roots which were hidden in the ground below. He explained about the birds who came to sit on their branch and sing morning songs. He explained about the sun, the moon, the stars, and the seasons. 
 

けれども フレディのいちばんの仲よしは、

なんといっても ダニエルでした。 

みんながいる大枝の中で いちばん大柄(おおがら)なダニエルは、

どうやら 生まれたのも いちばん早くて、 

おまけに みんなの中では いちばんかしこそうでした。 

 「みんなは 一本の木の 一部分なんだよ」

こう 教えてくれたのは ダニエルでした。

 「みんなは 公園で大きくなっているんだよ」

そう教えてくれたのも ダニエルでした。

 「みんながいる木には じょうぶな根っこが いっぱいはえていて

地面のおくふかくに しっかりとのばしているんだよ」

これもやはり ダニエルが 教えてくれたことでした。

 朝になると みんなのいる枝にやってきて、 

せっせと歌をきかせてくれる 小鳥たちのことや、 

お日さまや お月さまや お星さまや 

うつりかわる季節のことについても、 

ダニエルは いろいろと 教えてくれました。


7. 

Freddie loved being a leaf. He loved his branch, his light leafy friends, his place high in the sky, the wind that jostled him about, the sun rays that warmed him, the moon that covered him with soft, white shadows. 

フレディは、 自分が葉っぱであることが だいすきでした。 

 自分がいる枝も だいすきだったし、 

 身がるな葉っぱの仲間たちも だいすきでした。

 自分が空高くにいることも だいすきだったし、 

さわさわと からだをゆすってくれる風も だいすきでした。 

ぽかぽかと からだを温めてくれるお日さまの光も 

だいすきだったし、 ほんわかほの白い光で やさしくそっと

 つつんでくれるお月さまも だいすきでした。


8. 

Summer had been especially nice. The long hot days felt good and the warm nights were peaceful and dreamy. 

とりわけ すてきだったのは 夏でした。 

 昼間(ひるま)の長い暑さも 心地よかったし、 

ほとぼりの残る夜の暑さも やすらかな 夢路(ゆめじ)へと 

いざなってくれました。


9. 
There were many people in the park that Summer. They often came and sat under Freddie's tree. Daniel told him that giving shade was part of his purpose. 

その夏には、 たくさんの人が 公園へやってきて、 

フレディのいる木の下に よくすわりました。 

ダニエルは フレディにいいました。

 「この人たちの 日かげになってあげることも、 

いつかきみがたずねていた 生きる目標の一つになるんだよ」、と。


10. 

"What's a purpose?" Freddie had asked. 

それはね、 いつだったかフレディが ダニエルに 

こうたずねたことが あったからなんだ。

「ぼくたちは いったいなにを目標にして 生きていったら 

いいんだろうね?」、って。


11. 

"A reason for being," Daniel had answered. "To make things more pleasant for others is a reason for being. To make shade for old people who come to escape the heat of their homes is a reason for being. To provide a cool place for children to come and play. To fan with our leaves the picnickers who come to eat on checkered tablecloths. These are all reasons for being." 

そのときダニエルは、 こう教えてくれたんだ。

 「生きたあかしを しめすことだよ。

 自分がこの世に生まれて 今ここにいることには 

ちゃんとした意味があるんだなって、 

そう思えるような 生きたあかしをね」、と。

そしてダニエルは さらにつづけて こういったんだ。

 「なにか ほかの人のやくに立つようなことをして 

よろこんでもらえるのは、 生きたあかしになるんだよ。 

じぶんの家が あつくるしいからって この公園へのがれてきている

 お年よりの人たちに 木かげをつくってあげることも、 

 生きたあかしに なるんだよ。 この公園へきてあそべるようにと 

 子供たちに 涼しい場所をつくってあげたり、 

この公園に チェック模様のテーブルかけをしいて 

その上で お弁当をたべようかなとやってきた ピクニックの人たちを 

ぼくらの葉っぱで あおいであげるのも、 

ぜんぶ 生きたあかしになるんだよ」、と。


12. 

Freddie especially liked the old people. They sat so quietly on the cool grass and hardly ever moved. They talked in whispers of times past. 

フレディがとりわけすきなのは お年よりの人たちでした。 

みんなは、 ひんやりした草むらへ そっとすわると、 

もう ほとんど動こうともせずに、 昔の思い出話を

ささめき合っていました。


13. 

The children were fun, too, even though they sometimes tore holes in the bark of the tree or carved their names into it. Still, it was fun to watch them move so fast and to laugh so much.

フレディは 子供たちも だいすきでした。

もっとも彼らはときどき、 フレディのいる木に穴をあけたり、 

 自分の名前をほりこんだりする いたずらもしたけれど、 

それでもフレディは、 子供たちのすばしっこく走りまわる姿や 

大声で笑いころげる 元気なようすをながめていると、

とても楽しかったのでした。


14. 

But Freddie's Summer soon passed. 

けれども、 フレディのだいすきな夏は 見る間にすぎてゆきました。


15. 

It vanished on an October night. He had never felt it so cold. All the leaves shivered with the cold. They were coated with a thin layer of white which quickly melted and left them dew drenched and sparkling in the morning sun. 

そして 夏のなごりが すっかり消えたのは、 

 十月の ある夜のことでした。 

いままでに出あったことのないような寒さが 

おそってきたのです。 

 葉っぱはみんな 寒さにふるえました。 

 白いものが うっすらと みんなのからだ一面を 

おおいました。 それは 朝日にあたると 

たちまちとけて しずくになって 葉っぱをぬらし、

きらきらと 輝きました。


16. 

Again, it was Daniel who explained that they had experienced their first frost, the sign that it was Fall and that Winter would come soon.

こんどもまた、 あれこれと教えてくれたのは、

やはり ダニエルでした。 

みんなのからだにくっついたのは 初霜(はつしも)で、 

これは 秋になったしるしで、 やがて冬がくるよという 

しらせなのだ、 と。


17. 

Almost at once, the whole tree, in fact, the whole park was transformed into a blaze of color. There was hardly a green leaf left. Alfred had turned a deep yellow. Ben had become a bright orange. Clare had become a blazing red, Daniel a deep purple and Freddie was red and gold and blue. How beautiful they all looked. Freddie and his friends had made their tree a rainbow. 

ほとんど一瞬のうちに フレディのいる木は まるごと・・・・

おやおや、 よく見ると なんと公園ぜんたいが まるごと 

あざやかに 色づいているではありませんか。 もう、 緑色をした葉っぱなんて、

ほとんどどこにも 見当たりません。

アルフレッドは こい黄色に、 ベンは 明るいオレンジ色に、 

クレアは もえ立つような赤色に、 そしてダニエルは こい紫色にと 

それぞれ すっかり衣がえをしていました。 

そして フレディったら、 なんと  赤・青・金の三つの色で 

すっかり めかしこんでいるではありませんか。 

みんなは、 それはそれはほんとうに みごとなものでした。

なにしろ フレディとそのともだちは、 自分たちのいる木を 

まるで虹のように 染めかえてしまったほどですからね。


18. 

"Why did we turn different colors," Freddie asked, "when we are on the same tree?" 

「ぼくたちは みんな同じ木にいるのに、 どうして 

ちがった色に なるのかな?」  

フレディには どうもふしぎでした。


19.
 

"Each of us is different. We have had different experiences. We have faced the sun differently. We have cast shade differently. Why should we not have different colors?" Daniel said matter-of-factly. Daniel told Freddie that this wonderful season was called Fall. 

「ぼくらはみんな、 それぞれ どこかがちがっているからだよ。

 体験したことも 一人ひとりちがっているし、 

お日さまへの向き方も みんなまちまちだった。

ぼくらのつくる影だって 同じものは ひとつとしてなかっただろう。

だから、みんなそれぞれ 別々の色になったって、

ちっとも 不思議じゃないんだよ」  

ダニエルは 淡々と答えました。 そして、 

 「このすばらしい季節は、 秋というんだよ」、と 

フレディに教えました。


20. 

One day a very strange thing happened. The same breezes that, in the past, had made them dance began to push and pull at their stems, almost as if they were angry. This caused some of the leaves to be torn from their branches and swept up in the wind, tossed about and dropped softly to the ground. 

ある日、 とてもおかしなことが おこりました。

いままで ダンスにさそってくれていたそよ風が、 

 葉っぱのつけねを ぐさぐさと ゆさぶりはじめたのです。

まるで 八つ当たりをするみたいにね。 

そのために、 葉っぱのなかには 枝から引きちぎられて

風に舞い、 あちらへ投げられ、 こちらへほうり出されては

 ふらふらと 地面に落ちていくものも でてきました。


21. 

All the leaves became frightened. 

葉っぱという葉っぱは みんな おびえだしました。


22. 

"What's happening?" they asked each other in whispers. 

「いったい、 なにがおこっているんだろう?」

おたがいに ひそひそとたずね合いました。


23. 

"It's what happens in Fall," Daniel told them. "It's the time for leaves to change their home. Some people call it to die." 

「これは、 秋になるとおきることなんだよ」

みんなにこう教えたのは、 ダニエルでした。

 「葉っぱのぼくらが すみかを変えるときが きたんだよ。 

なかにはこれを“葉っぱが死ぬときだ”なんていう人も

 いるけどね」


24. 

"Will we all die?" Freddie asked. 

「ぼくたちは、みんな死ぬの?」

フレディは もう びっくりぎょうてんです。


25. 

"Yes," Daniel answered. "Everything dies. No matter how big or small, how weak or strong. We first do our job. We experience the sun and the moon, the wind and the rain. We learn to dance and to laugh. Then we die." 

「そうだよ」、とダニエルが答えました。 「どんなものでも、

かならず 死ぬんだ。 どんなに大きくても 小さくても、

どんなに強くても 弱くてもね。 

ぼくらはまず、 自分のつとめをはたす。

お日さまの光をあびて、 お月さまの光につつまれる。 

 風にふかれて、 雨に洗われる。 みんなでダンスをおぼえて、 

みんなで笑う。 そして 死んでいくんだよ」


26. 

"I won't die!" said Freddie with determination. "Will you, Daniel?" 

「ぼくは 死なないぞ!」

フレディは きっぱりと言いました。

 「きみは どうするの、 ダニエル?」


27. 

"Yes," answered Daniel, "when it's my time." 

「ぼくは 死ぬよ。 そのときがきたらね」


28. 

"When is that?" asked Freddie. 

「それは いつくるの?」

フレディは 気が気ではないようです。


29. 

"No one knows for sure," Daniel responded. 

「はっきりしたことは、 だれにも わからないんだ」

ダニエルは 答えました。


30. 

Freddie noticed that the other leaves continued to fall. He thought, "It must be their time." He saw that some of the leaves lashed back at the wind before they fell, others simply let go and dropped quietly. 

フレディは、 ほかの葉っぱがつぎつぎと散っていくのに気がついて、 

ふと思いました。 「きっとこれが 葉っぱの死ぬときなんだろうな」、と。

フレディが見ていると、 なかには けんめいに風にさからってはみたものの 

とうとうふき飛ばされてしまう葉っぱもあれば、

はじめから あっさり手をはなして 

だまって落ちていく葉っぱも ありました。 


31. 

Soon the tree was almost bare. 

やがて フレディのいる木には 葉っぱはほとんどなくなりました。


32. 

"I'm afraid to die," Freddie told Daniel. "I don't know what's down there." 

「ぼくは 死ぬのがこわいよ」

フレディは ダニエルに いいました。

 「死んだあと どうなるのか わからないんだもの」


33. 

"We all fear what we don't know, Freddie. It's natural," Daniel reassured him. "Yet, you were not afraid when Spring became Summer. You were not afraid when Summer became Fall. They were natural changes. Why should you be afraid of the season of death?" 

「フレディ。 ぼくらはだれだって、 よくわからないことは 

こわいと思うものなのさ。 あたりまえだよね」

ダニエルは、 フレディの気持ちをやわらげるように いいました。

 「でもきみは、 春が夏になっても こわくはなかっただろう。

 夏が秋になったときも そうだったよね。 

 季節がかわるのは 自然のなりゆきなんだ。

だから、 いつの日か ぼくらが死ぬ季節というのが やってきたとしても 

こわがることなんか ないんだよ」


34. 

"Does the tree die, too?" Freddie asked. 

「ぼくたちがいるこの木も 死ぬのかな?」

フレディは たずねました。


35. 

"Someday. But there is something stronger than the tree. It is Life. That lasts forever and we are all a part of Life." 

「いつかはね。 でも、 この木より もっと強いものがあるよ。

それは いのちなんだ。 いのちは 永遠(とこしえ)につづくんだ。 

そして ぼくらはみんな その いのち の一部分っていう わけなのさ」


36. 

"Where will we go when we die?" 

「ぼくたちは、 死んだら どこへ行くのかな?」


37. 

"No one knows for sure. That's the great mystery!" 

「はっきりしたことは だれにも わからないんだよ。

なにしろこれは 昔から、 とっても大きな なぞなんだから」


38. 

"Will we return in the Spring?" 

「ぼくたちは、 春になったら またここへ 

もどってこれるのかな?」


39. 

"We may not, but Life will." 

「ぼくらは だめかもしれないね。 でも、いのちはまた

 もどってくるだろう」


40. 

"Then what has been the reason for all of this?" Freddie continued to question. "Why were we here at all if we only have to fall and die?" 

「じゃあ なんのために こんなことが おこっているの?」

フレディは さらに たずねつづけました。

 「ぼくたちは けっきょく、 落ち葉になって死んでいくだけだけだとしたら、

じゃあいったい なんのために この世に生まれてきたんだろう?」

 


41. 

Daniel answered in his matter-of-fact way, "It's been about the sun and the moon. It's been about happy times together. It's been about the shade and the old people and the children. It's been about colors in Fall. It's been about seasons. Isn't that enough?" 

ダニエルは、 いつものように 淡々と答えました。

 「お日さまや お月さまだって、 生まれてきても いつかは 

消えていかなくっちゃ ならないんだ。 みんなで いっしょにすごす 

しあわせなひとときだって そうなんだ。

 木かげや、 お年よりや、 子供たちだって、 そうなんだ。

 秋のあのあざやかな色どりだって そうなんだ。

 春、夏、秋、冬の季節だって、 そうなんだ。

どれもこれも、 昔からぜんぶ、 ずっとそうだったんだ。  

さあ、 これだけいうと もうわかっただろう」


42. 

That afternoon, in the golden light of dusk, Daniel let go. He fell effortlessly. He seemed to smile peacefully as he fell. "Goodbye for now, Freddie," he said. 

その日の夕方、 金色の夕日をあびながら、

ダニエルは そっとしずかに 枝をはなれていきました。

そして 落ちる間じゅうもずっと、

おだやかにほほ笑んでいるように 見えました。 

 「それじゃあ またね、フレディ」

ダニエルは そう言いました。


43. 

Then, Freddie was alone, the only leaf left on his branch. 

こうしてフレディは、 一人ぼっちになりました。

あの枝にのこっている たった一枚の葉っぱでした。


44. 

The first snow fell the following morning. It was soft, white, and gentle; but it was bitter cold. There was hardly any sun that day, and the day was very short. Freddie found himself losing his color, becoming brittle. It was constantly cold and the snow weighed heavily upon him. 

つぎの朝、 初雪がふりました。 やわらかで、おだやかで、

まっ白な雪でした。 でも、 なんと冷たいのでしょう。 

その日 お日さまはほとんど顔をださず、 早くから

日が暮れました。 フレディは、 自分のからだが色あせて、

もろくなっていることに 気づきました。 

 気温は まったくあがらず、 フレディは 雪の重みを

 ひしひしと感じました。


45. 

At dawn the wind came that took Freddie from his branch. It didn't hurt at all. He felt himself float quietly, gently and softly downward. 

明け方に 風がふいて、 フレディはとうとう

枝から引きはなされて しまいました。 でも、 フレディは

ぜんぜん いたくはなかったのです。

フレディには、 自分のからだが すーっとういて、

それから ゆっくり ふわーっと 下に落ちていくのが 

 自分でもわかりました。


46. 

As he fell, he saw the whole tree for the fist time. How strong and firm it was! He was sure that it would live for a long time and he knew that he had been a part of its life and it made him proud. 

落ちるとちゅうで フレディははじめて見たのです。

自分が生まれそだった木の、 そのまるごとの姿を。

なんとつよくて 丈夫そうなのでしょう。

 「これならきっと、 うんと長生きしてくれるぞ」

フレディは そう思いました。 そして、 

 「ぼくはやっぱり この木の一部分だったんだ」

そうわかると、 誇らしく思えてきたのでした。


47. 

Freddie landed on a clump of snow. It somehow felt soft and even warm. In this new position he was more comfortable than he had ever been. He closed his eyes and fell asleep. He did not know that Spring would follow Winter and that the snow would melt into water. He did not know that what appeared to be his useless dried self would join with the water and serve to make the tree stronger. Most of all, he did not know that there, asleep in the tree and the ground, were already plans for new leaves in the Spring. 

フレディが舞い落ちた先は、 雪だまりの上でした。

そこは なぜだかやわらかくて、ぬくもりすら 

 感じられました。 こんなに居ごこちのいいところは、

はじめてでした。 フレディは 目をとじると、

 永遠(とわ)の眠りにつきました。

ところでフレディは、 冬のあとには春がきて、

 雪がとけると水になるなんて、 ちっとも知らなかったのでした。

また、 まったくの役立たずのようにみえる 自分のひからびた

 からだでも、 やがては土にかえって 水にとけ、 

 自分が生まれそだったあの木を いっそうじょうぶにさせる 

 役目をはたすのに、 そんなことも フレディはまったく 

知りませんでした。

ましてや、 自分がいた木や 地面の中では、 

 春になったら 若葉をいっぱい芽ぶかせる準備が

 すっかりととのっていて、 冬の間じゅう 

じっと静かに出番をまっていたなんて、 

フレディには とてもわかりっこなかったのでした。


48. 

 THE  BEGINNING 

ほーら、 春がきたよ。

新しいいのちが また生まれてくるんだよ。

 

http://www.geocities.jp/mikemiketa2003/chap.01.NewTranslation.htm


 

 うたごえサロンは、予約不要の自由席、早い者勝ちです。

 そのため、開場してみないと何人になるかわかりません。

 

 年末に最高の41人のお客様で、急きょ自動ドアをとめて、入り口まで席をつくって、ご迷惑をかけてしまいました。

 そこで、今回45人までOKのレイアウトを勘考しました。

 

 大型観光バス1台分と同じ人数です。ちょっと窮屈ですが、そですり合うのが又いいものです。

 ですから、もっともっとお越しください。

 

 

(45人仕様の会場。右側にも6席あり。)

 

 

 

 

 

 

 

 今週金曜の夜、新春「落語で初笑い」はいかがですか。

 

 場所は、JR飯田線東新町駅前

 平成31年1月11日(金)午後6時半開場、午後7時開演、8時半終演予定

  鶴橋減滅渡微笑亭さん太 の2席です。

 飲食自由、缶詰バーあり